【売れ筋の中古医療機器】「内視鏡」の世界的ニーズが高まり続ける理由

更新日:2022年01月21日

中古医療機器の中でも、内視鏡の検査・治療機器は、特に人気があります。内視鏡機器はなぜ人気が高いのでしょうか?実際にどんな診療に使われているのか、おすすめの医療機器メーカーなどについても解説します。

治療も検査も可能な「内視鏡」は最先端の医療機器

内視鏡検査

内視鏡検査は、主に内視鏡カメラを使用して、目視によって患者に異常がないかどうかを確認するための検査です。

また、患者からの了承があれば、必要に応じて異常の見受けられる患部を切除・治療することもできます。

●内視鏡で検査する病気

内視鏡検査によって発見できる病気は、食道では「逆流性食道炎」「食道がん」「パレット食道」、胃では「胃炎」「胃ポリープ」「胃潰瘍」「早期胃がん」「ピロリ菌の除去」、十二指腸では「十二指腸潰瘍」、大腸では「大腸ポリープ」「潰瘍性大腸炎」「大腸がん」「大腸憩室」「虚血性腸炎」などがあります。

内視鏡治療(手術)

内視鏡治療(手術)は、外科手術に比べて後遺障害の少ない、低侵襲な方法で手術を行います。先端にカメラの付いたチューブを、患者の口や鼻などから体内に挿入し、モニターを見ながら操作して切除などを行います。

●内視鏡で治療(手術)できる病気や症状

「早期胃がん」や「早期食道がん」「早期大腸がん」のように、局所的な切除によって治癒が見込めるものは、内視鏡によって切除することで治療(手術)ができます。

また、内視鏡的止血術によって出血している部分の血を止めたり、内臓に入った異物を内視鏡で取り除くことも可能です。

内視鏡の世界需要が拡大を続ける理由

世界的な高齢者増加で負担のない内視鏡手術が好まれる

内視鏡はいま、世界的に需要を拡大し続けており、その市場規模は2020年に410億米ドルに達しました。今後2021年〜2028年にかけては、年平均7.3%の成長率で、さらなる拡大が予測されています。

その背景には、世界的な高齢者の増加や、慢性疾患の増加、内視鏡機器の技術的な進歩などがあります。

内視鏡手術は痛みが少なく、短い入院期間で済み、かつ術後の合併症も少なくて済みます。身体に負担の少ない手術は、高齢者には特に好まれるため、多くの高齢者が内視鏡手術を希望しています。

もちろん高齢者だけでなく、低侵襲の内視鏡手術は開腹手術に比べて費用対効果が高く、安全性も高いので、年齢を問わず多くの患者から高い支持を得ています。

また、内視鏡治療を必要とする「骨盤内膿瘍」や「肝膿瘍」「胆石」「子宮内膜症」といった病気も、近年増加傾向にあり、内視鏡普及の要因となっています。

「気管支鏡検査」や「関節鏡検査」「腹腔鏡検査」などの外科手術にも、内視鏡機器が使われているため、さまざまな場面で内視鏡機器が活躍しています。今後も内視鏡機器を使った検査や手術は、増加の一途をたどることでしょう。

がんの増加で検査・診断の導入が進む

がん患者の増加もまた、内視鏡機器の需要拡大に拍車をかけています。国際がん研究機関が2020年に発表した統計では、生涯のうちに5人に1人が、何らかのがんに罹患するとされています。

日本の新規がん患者数は2020年が96.7万人(国立がん研究センター資料より)と、コロナ禍の影響で統計開始(2007年)以来初めて減少したもの、それまでは毎年増え続けており、2019年の新規がん患者数は102万7,749人でした。

このように、毎年罹患する人が後を絶たないがん疾患ですが、内視鏡はさまざまながんの検査・治療に使われているため、必然的にニーズも高まっています。内視鏡検査においては、健康な人ががんの予防と早期発見を目的に、定期検査を受けるケースも増えています。

内視鏡手術で切除できるがんは、「食道がん」「十二指腸がん」「胃がん」「大腸がん」「膀胱がん」などです。口や肛門・尿道などから内視鏡を挿入して治療を行いますが、外科手術に比べて傷みが少なく、体の負担も少なく回復も早いので、多くのがん患者に喜ばれています。

こうした満足度の高い内視鏡検査や治療を行えるのも、近年の内視鏡機器の技術的な進歩があったからこそといえるでしょう。大手企業は革新的な内視鏡ソリューションを提供すべく、内視鏡機器の技術開発に向けて、積極的に取り組んでいます。

今後も内視鏡技術はさらに進歩し、がん患者を始め、さまざまな疾患を持つ患者の満足度アップに貢献することでしょう。

主要各国で内視鏡手術の健康保険が適用

アメリカやカナダ、イギリス、ドイツ、オーストラリアなどの主要国を始め、アラブ首長国連邦などいくつかの中東の国では、現在内視鏡手術が健康保険の対象になっています。

そのため、患者や医師の間で内視鏡検査が好んで行われるようになり、アメリカでは毎年1,100万件の大腸内視鏡検査や、約610万件の上部内視鏡検査が行われており、軟性S状結腸鏡検査は約31万3,000件、上部内視鏡超音波検査は約17万8,400件、内視鏡的逆行性胆管膵管造影術は約16万9,500件と、実に数多く実施されています。

日本の内視鏡は世界シェアトップクラス

日本の内視鏡は世界シェアトップクラスを誇っており、オリンパスや富士フィルムなどの大手医療機器メーカーが、先進的な内視鏡機器や医療システムを積極的に発表しています。

オリンパス

オリンパスは胃カメラを世界で初めて開発した草分け的な存在で、消化器内視鏡の分野においては実に世界シェア70%と、圧倒的な実力を見せています。

2020年には、国内で初めてディープラーニングによる大腸内視鏡病変検出用AI技術や、AIを搭載した内視鏡画像診断支援ソフトウエアを発表しました。

オリンパスは日本だけでなく、北米や欧州などにも大きなシェアを持っており、全体の売上の約80%以上を海外が占めています。

富士フィルム

富士フィルムはトータルヘルスケア企業を目指しており、その中でもメディカルシステム事業が好調で、医用画像情報システムは2017年度以来世界シェアNo.1を堅持しています。

2019年には内視鏡スコープの新工場を建設し、AIやIotを活用して生産能力の倍増を図っています。

2021年には新しいビデオイメージング技術も発表。これによって内腔撮影や腹腔鏡下手術の際に、組織内のヘモグロビン-酸素飽和度をリアルタイムで可視化できるようになりました。

人気メーカーの内視鏡は高価買取が期待できる

このように内視鏡は世界的に需要が高まっているため、日本の内視鏡機器は中古でも高価格での売却が期待できます。

内視鏡機器の買い替えを検討している方は、ぜひグリーンメディカルにご相談ください。グリーンメディカルは買取先1万窓口以上の実績を誇っており、より高額の買取が可能です。

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