医療機器の中古と新品を徹底比較！価格や品質、保証期間の違いまでまる分かり

更新日：2023年10月19日

医療機器を購入するときに、「中古にするか、それとも新品の方がいいか？」と迷われる方も多いようです。中古医療機器と新品医療機器では、何がどう違うのでしょうか。

本記事では、中古医療機器と新品医療機器の違いについて、価格、保証期間、状態、納期などをそれぞれ比較しながら解説します。医療機器の購入を検討する際の参考にしてください。

【価格で比較！】中古医療機器と新品医療機器のコスト面での違い

【新品と中古医療機器の価格相場比較表】

上の表は、代表的な医療機器について、新品と中古の価格の違いを比較したものです。たとえば超音波診断装置は、新品の「300万円～」に対して中古は「120万円～」と、中古が新品の半値以下になっています。

CR装置は、新品の「200万円～」に対して中古は「120万円～」。CTにいたっては、新品の「2,000万円～」に対して中古は「700万円～」と、中古が新品の3分の1ほどの価格になるケースもあります。

このように、中古医療機器は新品医療機器に比べて、かなり低価格であることがわかります。その理由は、医療機器の場合、発売から5年で新品の半値になるのが相場となっているからです。もちろん年式や状態によっても金額は変わるため、あくまでも目安として参考にしてください。

中古医療機器を購入することで、高額な医療機器代が半額になるのは、コストを削減する上でかなり大きいです。特に「テナントで5,000万円、戸建てで1億円程度かかる」といわれている開業時には、中古医療機器は重宝されています。

表で分かるその他の中古医療機器と新品医療機器の違い

【新品と中古医療機器の違い早見表】

価格以外にも、新品の医療機器と中古医療機器との違いはさまざまあります。たとえば保証期間は、新品は1年間ですが、中古は3か月～1年程度です。保証基準は、新品はメーカーの基準ですが、中古は販売業者の基準で決まります。製品の状態については、新品はもちろん最優良ですが、中古でも問題なく使用可能です。

新品と中古の大きな違いは、新品は仕様を変更できても中古はできないことと、新品は在庫が豊富でも中古は販売している製品のみであること。新品は注文から1か月程度で納品されても、中古は1～3か月程度かかることなどです。

このように、中古医療機器の購入を検討する場合には、価格以外の点についても中古と新品医療機器の違いを把握しておくことが重要です。ぜひこの表をチェックして、ご自身にとって中古医療機器に対する不安がないかどうか、確認しておきましょう。

【結論：心配なし】中古医療機器は品質が悪いのか！？

中古医療機器は新品に比べてかなり低価格になるため、「品質や安全面は大丈夫だろうか？」と心配になる方も多いかもしれませんが、その点については問題ありません。

中古医療機器の販売は、「医薬品医療機器等法」と呼ばれる法律によって、ルールが定められています。中古販売業者は、医療機器を中古で販売する際に、メーカーにその旨を通知しなければなりません。通知を受けたメーカーは、商品の安全を保つために、指示や点検・修理などを行います。そのため、粗悪な中古医療機器を購入してしまうリスクは、非常に少ないのです。

ただし、中古医療機器販売業者のなかには、法令を守らずにメーカーの品質確認を受けない業者もいます。行政も取り締まりを行ってはいますが、購入する側としても、法令を遵守している中古販売業者を見分けることが重要です。

中古医療機器と新品医療機器はどちらを購入するべき？

では、中古医療機器と新品医療機器、いったいどちらを購入すべきなのでしょうか？結論から申し上げれば、中古と新品医療機器の両方を、うまく組み合わせながら購入することをおすすめします。

なぜかというと、中古医療機器は在庫が常にあるわけではないので、必要なときに良品が手に入らないことも珍しくありません。すべての医療機器を中古品でそろえるのは、現実的に難しい場合が多いのです。

また、消耗が早い機器の場合は、中古で購入するとすぐに買い替えのタイミングが来てしまいます。そうなると、新品で買ったほうがコスパが良いでしょう。

それ以外に、最新のモデルが明らかに高性能な場合や、新品を購入したほうが質の高い医療を提供できる場合なども、新品を選ぶべきです。中古の購入でおすすめなのは、寿命が長い機器や、新旧のモデルでそれほど性能に違いがない機器です。状況に応じて新品と中古を選ぶと良いでしょう。

中古医療機器を購入する際の注意点

中古医療機器を購入する際の注意点としては、まず不正流通している医療機器を間違って購入しないことです。正規ルートの機器には「メーカーの承諾書」と「再販点検済証ラベル」があるので、必ず確認しましょう。

不正流通している医療機器を購入してしまうと、適切なサポートやフォローが受けられない可能性があり、万が一医療事故が起きたときに病院側の責任になることもあります。

中古医療機器を実際に購入しようとしている方で、失敗したくない方は、ぜひこちらのコラムをご覧ください。
【解説：医療機器の保守点検】中古医療機器を購入する際の注意点

優良な中古販売業者ってどんな業者？

これまでご説明したように、中古医療機器は新品と比べてコストパフォーマンスがかなり高く、安心してご購入いただくことができます。

ただし、どの業者から購入するかによって、粗悪な医療機器を購入してしまう可能性もあるので、しっかりとした業者から購入することが重要です。では、しっかりとした業者（優良業者）とは、いったいどのような業者なのでしょうか？

①「医療機器販売業の許可または届出」及び「中古医療機器流通の承諾書」を保持している

優良な中古販売業者の特徴として、まず挙げられるのが、「医療機器販売業の許可または届出」および「中古医療機器流通の承諾書」を保持していることです。

医療機器を販売するには、たとえ中古品であっても、販売業の許可または届出が必要です。この許可を得ている業者であれば、法令を守って販売前に製造メーカーを通している業者であることが証明されます。

また、中古医療機器流通の承諾書は、製造メーカーが中古品として販売することを了承することで発行されます。そのため、この承諾書があるということは、製造メーカーが点検や修理をして品質を確保した医療機器であることを意味します。

②「古物商許可」を保持している

優良な中古販売業者の特徴として、「古物商許可」を保持している業者であるということも重要です。医療機器に関わらず、中古品を販売するためには、古物商許可を取る必要があるからです。

そのため、「医療機器販売業の許可または届出」と「中古医療機器流通の承諾書」「古物商許可」の3点を、しっかりと取得している業者は、信頼に値する業者であると考えてよいでしょう。

③商品に「添付文書」と「取扱説明書」が添付してある

優良な中古販売業者の特徴として、商品に「添付文書」と「取扱説明書」が添付してあることも、チェックポイントのひとつです。添付文書とは、薬機法に基づいて作成される公文書のことで、用法容量や使用時の注意、効能、副作用などが記載されています。

医療機器には、この添付文書の添付と、必要情報の記載義務が課せられています。そのため、添付文書の有無は必ずチェックしておきましょう。

【まとめ】中古医療機器を買うなら業界屈指の品揃えの「グリーンメディカル」へ

中古医療機器は新品の4～6割程度で購入でき、優良業者から購入すれば品質にも問題はないので、新品と同様に安心して使用することができます。

新規開業のときは、中古と新品医療機器の両方を組み合わせながら購入することで、かさみがちな初期費用を抑えることもできます。

ただし、中古医療機器の販売業者の中には、不正流通している医療機器を扱う業者もあるので、十分に注意が必要です。

グリーンメディカルは、必要な許可・承諾書・認可をすべて受けており、販売する医療機器は高品質低価格のもののみです。さらに当社が販売させていただく製品には、ご購入後1年間の保証が付いており、中古医療機器の購入が初めての方も安心してご利用いただけます。

ご購入いただいた後は、数週間から2ヶ月かけて徹底的に整備点検を行います。確かな品質を確保した上でお届けしますので、万全の状態で医療機器をお使いいただけます。

さらにグリーンメディカルは、医療機器の品揃えが日本一豊富です。製品の情報は当社ホームページからもご覧いただけますので、興味のある医療機器がありましたら、お気軽にお問い合わせください。